ミクロ生物館からのお知らせ
11月20日にミクロ生物特別講演会(参加費無料)が岩国市由宇町で開催されました
11月20日の午後5時半より、山口県岩国市由宇文化会館において、奈良女子大学名誉教授で理学博士の高木由臣先生による、ミクロの生き物に関連した特別講演会を開催します。
テーマは“生物の寿命について考えてみよう”。
人を含め、多くの生物には寿命があります。それは、単細胞生物のゾウリムシでも例外ではありません。しかしながら、アメーバのように寿命を持たない生物もいます。
果たして、生物にとって“寿命”とは何なのだろうか? 老化の仕組みはどうなってるの?
本講演会に参加して、あなたも生物の寿命について考えてみましょう。
参加費無料で、どなたでもご参加いただけます(要予約)。
平日ではございますが、皆様の御参加をお待ちしております。
「公開講演会 〜生物の寿命について考えてみよう〜」
日時:2006年11月20日(月) 午後5時半〜7時
会場:岩国市由宇文化会館1階集会室
JR由宇駅から歩いて5分です。
・17時30分-17時40分 挨拶
・17時40分-18時40分
講演「生物の寿命について考えてみよう」
奈良女子大学名誉教授 高木由臣 博士
司会:山口大学理学部教授 藤島 政博 博士
定員:90名(先着順)
参加費:無料(要予約)
主催:岩国市立ミクロ生物館
後援:山口大学理学部 ・ 日本原生動物学会
講演内容:
まずヒトの寿命について考えてみましょう。平均寿命は老化(エラー)の結果としての寿命、最大寿命は遺伝的にプログラムされた寿命と言えます。老化寿命又はエラー寿命としての平均寿命を延ばすにはどうすればよいでしょうか? プログラム寿命としての最大寿命を延ばすことはできるでしょうか? ヒトは将来200歳まで生きられるようになるでしょうか?
次にミクロ生物館でおなじみのゾウリムシやアメーバの寿命について考えてみましょう。ゾウリムシやアメーバは単細胞生物ですから、多細胞生物であるヒトと同じような寿命を考えることはできません。ゾウリムシに寿命はあるのでしょうか? アメーバはどうでしょうか? 個体の寿命と細胞の寿命との間にどのような関係があるのかということは未解決の大問題ですが、何が問題なのかについて話をします。
最後に寿命の進化について考えてみましょう。生物は原核生物と真核生物に二大別されますが、原核生物には寿命と呼ぶべき現象がありません。真核生物の中の原生生物・植物・菌類・動物という分類群には、どれにも寿命を持つ生物と寿命を持たない生物が含まれます。こうして見ると、生物は寿命を持たないのが本来の姿であったということになります。ブレーキをもたない車がブレーキを持って坂道でも止まれるようになった、それが生物の寿命の進化だという話をします。